スペシャルオリンピックスで使われている用語をご紹介します
アスリート スペシャルオリンピックスのスポーツ活動に参加する知的障がいのある人を、 「アスリート」と呼んでいます。知的障がいのある6歳以上の人ならば、 誰にでもアスリートとして参加する資格があります。 アスリートメッセンジャー アスリートメッセンジャー養成は、アスリート・リーダーシップ・プログラム(ALPs) の一部とされており、アスリート自身がスペシャルオリンピックスのスポークスマン として、スペシャルオリンピックスの仲間を増やすために、 地域社会にメッセージを発信し、働きかけます。 アスリート・リーダーシップ・プログラム(ALPs) スペシャルオリンピックスで競技をしている時、または競技から離れた時、 そのどちらにおいてもスペシャルオリンピックスに参加し可能性を広げたいと 思っているアスリートをトレーニングしサポートするプログラムです。 SOデー 1994年11月27日国内本部組織「スペシャルオリンピックス日本」が、国際本部より認証 を受け熊本市で発足しました。(会長:細川佳代子) この日を記念して毎年開催される記念イベントがSOデーと呼ばれています。 正確には、11月27日がSO日本が誕生した日ですが、SOデーのイベントは、 この日を中心に開催されます。 SON・愛知では11月23日(祝)にイベントを開催することが多い。 海外招待大会 各国で開催するナショナルゲームに、同じリージョン(地域※スペシャルオリンピックス 日本の場合はアジアパシフィック)に所属している国を招待しあうもの。 記録会・発表会 スポーツプログラムの最終回(9回目)に行う、スポーツトレーニングプログラム (週1回/2時間×8回が基本)単位で行うトレーニングの成果を発表する競技会のこと。 クリニカルディレクター ヘルシーアスリートプログラムを行う医療専門家(理学療法士、言語聴覚士、栄養士、 視能訓練士、検眼士、医師等)。スペシャルオリンピックス国際本部が世界大会の際に 実施する研修を受講し、スペシャルオリンピックス国際本部が認定する。 グローバルクリニカルアドバイザー 各国のクリニカルディレクターがヘルシーアスリートプログラムを推進するにあたり クリニカルディレクターの窓口になる人。クリニカルディレクターを養成し、 ヘルシーアスリートプログラムが規定どおりに実施されていることを監督します。 また、イベント時のヘルシーアスリートプログラムの検診データを各国から収集したし、 健診機器の管理をしています。 グローバルメッセンジャー スペシャルオリンピックス国際本部が認定しているアスリートメッセンジャーのこと。 2年ごとに12名のアスリートがグローバルメッセンジャーになるためのプログラムに 取り組みます。彼からは世界にメッセージを発信する、国際的な視野を持つ スポークスマンです。 グローバルユースサミット 世界大会開催時に行われる、知的障がいのある生徒と無い生徒によるサミット。 2001年のアラスカ世界大会で始まった。 グローバルユースフォーラム グローバルユースサミットの一環として行われる公開討論会。 コーチ スペシャルオリンピックスの活動においてコーチは欠かせない役割のひとつです。 日常的なお手本となるよう指導し、アスリートと一緒に汗を流し、スポーツマンに必要な スポーツの技能と競う精神を伝えるのがコーチの大切な役割です。 コーチクリニック コーチ/ボランティアとして、スペシャルオリンピックスのスポーツトレーニング プログラム(日常プログラム)に参加する際に受講していただく研修会です。 研修内容は3部構成となっており、 1.ゼネラルオリエンテーション(スペシャルオリンピックスの概要) 2.アスリート理解(アスリートと共に) 3.当該競技の講義と実技、を行います。 全47地区組織・設立準備委員会の開催要請を受け、スペシャルオリンピックス日本から 講師派遣を行います。 コーチクリニックを受講し、その競技のスポーツトレーニングプログラム (日常プログラム)に10時間(5回)以上コーチとして参加した方が、その競技の 認定コーチの資格を得ることができます。 ※コーチクリニックをまだ受講していない方も日常プログラムに参加できますが、 その開始前に、スペシャルオリンピックスについての説明の機会を設けています。 上へ戻る▲ 参加資格 スペシャルオリンピックスのスポーツトレーニングは、6歳から参加出来るが、 競技会は、8歳以上で知的障がいがあり、ゼネラルルールで定める参加登録を 済ませている全ての人が参加することができます。 スペシャルオリンピックス 知的障がいのある人達に、日常的なスポーツトレーニングと、その成果の発表の場 である競技会を、年間を通じて提供し、社会参加を応援する国際的なスポーツ組織です。 スペシャルオリンピックス国際本部 世界170ヵ国以上に拡がるスペシャルオリンピックスの本部組織。 アメリカ・ワシントンDCに本部を置く、理事長は創始者ユニス・ケネディ・シュライバーの息子ティモシーシュライバー。 スペシャルオリンピックス日本 1994年にスペシャルオリンピックス国際本部の認証により、ナショナルプログラム (国内本部組織)として設立。2001年5月17日、特定非営利活動法人(NPO法人)として 内閣府より認証を受け、2006年には国税庁より税制優遇を受けられる認定NPOとして 認証を受けている。 スペシャルオリンピックスユースサミット 知的障がいのある人と無い人が一緒になって、自分たちにとって大切な問題を 話し合う青少年会議。 スポーツトレーナー 認定コーチで、当該競技の実績や関連資格、または相当の実働経験を有する者で、 ローカルトレーナーまたは各地区スポーツプログラム委員長より推薦され、 スペシャルオリンピックス日本・スポーツプログラム委員会において認定及び スペシャルオリンピックス日本スポーツプログラム委員長が委嘱した者。 上へ戻る▲ 地区組織 各都道府県でスペシャルオリンピックスプログラムの管理・運営を行う組織。 スペシャルオリンピックス日本が都道府県単位で組織を認定する。 ディビジョニング スペシャルオリンピックスの競技会で、可能な限り同程度の競技能力のアスリートが競技 できるように、性別、年齢、競技能力などによって行うグループ分け(ディビジョン)。 上へ戻る▲ ナショナルゲーム 全国各地で日常スポーツトレーニングに参加するアスリートが一堂に会し、日頃の トレーニングの成果を発揮する全国大会。 ナショナルプログラム ゼネラルルールで定める所管国の国内で活動することをスペシャルオリンピックス国際 本部が認め、権限を与えた国内本部組織。 認定コーチ スペシャルオリンピックス日本が認定したコーチ。スペシャルオリンピックス日本地区 組織の登録会員で、コーチクリニックを受講し、当該競技種目(受講したスポーツ講義・ 実技)で10時間(5回)以上のスポーツトレーニングプログラムでの実働経験が有り、 地区組織より申請のあった人をスペシャルオリンピックス日本が認定する。 ノンスポーツプログラム スポーツトレーニングプログラム以外のスペシャルオリンピックスが取り組んでいる プログラム(アスリートリーダーシッププログラム、ヘルシーアスリートプログラム、 学校連携プログラムなど) 上へ戻る▲ ファミリー スペシャルオリンピックスでは、「アスリート」の家族を「ファミリー」と 呼んでいます。スペシャルオリンピックスでは、ファミリーも様々な形で活動に参加して います。 ファミリーメッセンジャー 地域社会に出向き、自分の体験を通してスペシャルオリンピックスの使命やアスリートの 成長を直接多くの関係者に語りかけるオピニオンリーダーの役割を担う人たちです。 両親だけでなく、兄弟や親戚の方もファミリーメッセンジャーになることができます。 ヘルシーアスリートプログラム(HAP) アスリートの健康を増進し、競技会などで実力を最大限に発揮できるよう健診を行い、 アスリート本人やコーチ、ファミリーに結果を伝えて、健康に対する意識や知識の啓蒙を 行い、生活の質の向上を目指すプログラム。 上へ戻る▲ マキシマムエフォ―トルール(旧 オネスト・エフォート) スペシャルオリンピックススポーツルールで、アスリートは予選、決勝を問わず、 全力で競技するよう求められています。これに反したアスリートは競技ルール委員会に より全競技が失格となる場合があります。予選、決勝を通じて各アスリートが 全力で競技しないと、予選の結果をもとに行なうディビジョニングが適正に行われず、 口頭による注意を受けたり失格になる場合があります。 ※ 決勝の記録または得点が予選とかけ離れている場合(競技、種目によって基準 が異なる場合あり)、口頭による注意を受けたり失格になる場合があります。 (これらの基準は当該競技の競技役員によって決定されます) モーター・アクティビティーズ・トレーニング・プログラム(MATP) MATP は、スペシャルオリンピックスの公式スポーツプログラムに参加が困難な重度の 身体障害を重複しているアスリートに提供されるトレーニングプログラムです。 運動機能向上を目的とした総合的訓練や遊びながら出来るこのプログラムは、 「競技スポーツ」というよりもむしろ、「トレーニング」「参加すること」に重点を 置いています。最終目標、短期目標、段階別指導、評価、といった一人ひとりの 運動機能に合わせた指導方法を用いることによって、重度の身体障害のあるアスリート がそれぞれの能力レベルに見合った練習法で参加すること が出来ます。 上へ戻る▲ ユニファイドスポーツ 同程度の年齢と競技能力をもったほぼ同数のスペシャルオリンピックスのアスリートと パートナーが共に、チーム競技/種目のチームメイトとして競技およびトレーニングに 参加するものです。 ユニファイドスポーツ・プレーヤーデベロップメント ほぼ同数のスペシャルオリンピックスアスリートとパートナーが共に、 チーム競技/種目のチームメイトとして競技およびトレーニングに参加するものです。 チームメイトが同等の競技能力である必要はなく、高い競技能力を持つプレーヤーが、 競技能力の低いチームメイトの技術や戦略を上達させることを補佐することもできます。 ユニファイドスポーツ・レクリエーション スペシャルオリンピックスのアスリートと知的障害のないパートナーのための 包括的なレクリエーションスポーツの機会であり、最低限のトレーニング、競技、 チーム構成条件に関して、スペシャルオリンピックススポーツルール第1章で明記 されていることを満たさなくてもよいものです。このような機会は学校やクラブ、 地域そして公 私を問わず様々な機関で開催されます。 EKSデー(ユニス・ケネディ・シュライバー・デー) ユニス・ケネディ・シュライバーは2009 年8 月11 日、逝去しました。 彼女の功績をたたえ、2010年から9 月第4 土曜日を“EKS デー”としています。 上へ戻る▲ リージョン 複数国の認定プログラムをリージョナル(地域および地区)またはサブリージョナル (小地区)に分けたもので、スペシャルオリンピックス国際本部が随時認可する。 ローカルトレーナー 各ブロック・地区組織で開催されるコーチクリニックのゼネラルオリエンテーション・ アスリート理解・各競技の講義・実技の講師を担当し、日常のスポーツプログラム においては、アスリートの指導をしながらコーチ養成を行う。認定コーチであり、 ローカルトレーナーセミナーを受講し、コーチクリニックにおいて3回以上の トレーナー実績を有したものがローカルトレーナーとして認定される。 ローカルトレーナーセミナー ローカルトレーナーを養成する研修会 上へ戻る▲ |